蜜柑色の淋檎【短篇】

ふと停まった信号の脇にコンビニが見えた。

─ボンベイサファイアが飲みたいな……。

独り振り返る出逢いを、飲みほして忘れる術しか思いつかない俺は、コンビニの駐車場に車を入れ、蜜柑色に光る淋檎を助手席に戻した。

─蜜柑でも林檎でも、中身は同じなのにな……。

そう呟いて、コンビニのドアを開けた。



─to be continues───