リリスの中の…ネネに対する嫉妬心が、消えたという訳ではない。 今でもやはりクロアが好きだし、魔力を持っているネネが羨ましいのも変わらない。 けれど…『友達』になって知ったネネは、 人としてとても素敵な人で。 リリスはとても、憎んだり妬んだりする気にはなれなかった。 なので…… 「侍女の皆さんを困らせても走るほど、火急の用なの?」 今はあまり深く考えず、今の現状と気持ちを受け入れる事にしていた。