【光】の国アルテナといえば、この地方では一番の大国。 例えクロアが、本当に私のことを好きで――婚約を破談にしようと動いても、確実に無理な領域。 …そんな結論に至ったリリスは、重たいため息と共に水をがぶ飲みした。 冷たい水の感覚を感じながら、その事実を受け止めようとして…… 「そして貴女は、クロア様と愛し合っているお方ですわよね?」 「ぶーっ!!!?」 婚約者、という事実よりも衝撃の大きい事を言われ、リリスはまたもや吹き出した。