「………あ……ぅ」 『俺の物になってよ』 そんな言葉が、脳天気王子から出てくるなんて夢にも思わなかった。 思わぬ事態に驚き、混乱するリリス。 しかしその胸の中には、 自分は[冷酷人形]なのだ、という誇りやプライドと やり直せるのなら、一から人生をやり直したいと思う心が同居していて。 「………………っ」 ――リリスは、始めての迷いに戸惑ったまま……答えを出せずに俯いた。