人形の微笑




「クロア……。気持ちは嬉しいのですが、私の場合はおそらく承認されないでしょう」


「なんでっ!?」


「……私が、クロアを殺すために近付いてきた人間だからです」


―――そう。


私が行おうとしていた行為は、元々反逆罪にあたる重いもの。


正直に告白すれば、私の死罪は確定だと考えていいだろう。だが、