「クロア……。気持ちは嬉しいのですが、私の場合はおそらく承認されないでしょう」 「なんでっ!?」 「……私が、クロアを殺すために近付いてきた人間だからです」 ―――そう。 私が行おうとしていた行為は、元々反逆罪にあたる重いもの。 正直に告白すれば、私の死罪は確定だと考えていいだろう。だが、