「嘘だろぉっ!?」 そして、上から聞こえてきた驚愕を含む声に、王子の存在を確信すると、 素早く木を登り。 「……見つけました」 「うぅ………くっそぉ!!」 無事に、王子の捕獲に成功した。 だが、王子――クロア・ディーネとしては面白くない。 「リリスって何者なんだよ一体!?」 「ただの家庭教師ですが、何か」 「ただの家庭教師なら、窓から木に飛び移ったりしねぇよ!!」