―――未だかつて、 リリスは『信じる』などと言われた事は無かった。 謀略と死の渦巻く闇の世界では、 そんな言葉を言う馬鹿はいないし、信用する馬鹿もいない。 …………そのはず、なのに。 「…………………っ」 どうしよう、か。 この、脳天気な王子の言葉を 信じたい 馬鹿な自分がいる。