「キーーーーーーーーン」

新しい補聴器が不調だ

ノイズにいらいらしながらも家に帰るため
歩く

「ひっく...ひっく....」

ノイズに紛れて聞こえてきたのは
小さな子供の泣き声だった

どうやら道沿いにある公園からのようだ

もう夕方で人は少ないのに女の子は一人だった