高校に入って、2年目の春。か。 晴れたお昼下がり。 五時間目の授業は英語だが、クラスの半分くらいは机に突っ伏して寝ている。 しかし先生は全く気にせず、ただひたすら説明を続けている。 私は寝てはいないけど、窓側の席の一番後ろの席から、クラスを見回した。 でも、そんなことはどうでもよくなって私は校庭に目をむけた。