よく考えれば家の位置を知ってる訳じゃないし、家の方向も分からない。 つまり、手を持ったはいいけどどっちに歩けばいいのか分からない状態。 …うわぁ、俺超かっこわりぃ。 そんなことを考えてると、春菜が俺をつっついた。 「あのさ… 手。」 真っ赤な顔で言ってくるから一瞬なんのことかと思ったけど、すぐ分かった。 たぶん、俺が手を掴んでいるのが恥ずかしかったんだろ。 そう思ったので、俺は掴んでいた手をパッと離した。