「亜由美が気にすることない。」


険しい顔のままの泉堂君。


絡まった手をぎゅっとされる。


「お前らが構うから…。」


「まぁ…ね~、そんな気ないんだけどね…。」


苦笑いして前を歩く3人を見つめる。



なんだかモヤモヤする。

なんとも言えない不安に気持ちが沈んだ。