15分ぐらい休んで、映画館へとバスで向かった。
「空いてるし、座れば?」
燈真はそう言って、あたしに席を譲ってくれてた。
「あ、ありがと……」
「ん」
……燈真がモテる理由、わかるかも。
学校じゃこんなことしないだろうけど、かっこいいし。
そんで、たぶん……困ってるときは誰でも助けてるんだろうな。
バスから降りる際、「足、平気?」と心配してくれてて。
ちょっと照れながら「大丈夫」と答えた。
燈真は素っ気なく「そ」と言ったけど、どこか安心したように見えた。
映画館に入り、無難に最近話題のアクション系のやつを選んだ。
上映開始は結構すぐで、チケットを買ったすぐに、部屋に入ることができた。

