静かだった談話室に、笑いが巻き起こる。

それは、ごく有り触れた光景。

友人達とともに笑いあう子供達の、ささやかな日常。

 
『運命は変えられます』

 
そう信じて戦ってきた者達が、最期に望んだこと。
 
それは──。


“皆と一緒に、生きていきたい”

 
当たり前のように笑って、泣いて、怒って、喜んで。皆と一緒に、そんな時を過ごしていきたい。

 
それが、信じて戦ってきた者達への、運命の女神からの贈り物だった……。