仲間達の気配を傍に感じて、微笑した後。
キッと空を見上げた。
手に張り付いた剣が、巨大な“気”の渦を巻く。
息を吸い込むことも出来ない潰れた肺に、僅かな空気を流し込む。
「受け取れ……」
莫大な力に今にも倒れそうな体を必死に支えながら、叫んだ。
「これが俺たちの“命”だ!!!」
剣が振り上げられる。
閃光が散った。
一瞬のうちに全てを呑み込んで、やがて、ゆるやかに収束していく。
後には何も残らなかった。
ただ一つ。
人々に残されたのは、涙が溢れるほどの温かい心……。
キッと空を見上げた。
手に張り付いた剣が、巨大な“気”の渦を巻く。
息を吸い込むことも出来ない潰れた肺に、僅かな空気を流し込む。
「受け取れ……」
莫大な力に今にも倒れそうな体を必死に支えながら、叫んだ。
「これが俺たちの“命”だ!!!」
剣が振り上げられる。
閃光が散った。
一瞬のうちに全てを呑み込んで、やがて、ゆるやかに収束していく。
後には何も残らなかった。
ただ一つ。
人々に残されたのは、涙が溢れるほどの温かい心……。


