「みんな~、良く聞け!!バスはA組とB組が一緒だからな。A組のやつらと仲よくしろよ!」



先生の話を聞いたあと、バスに乗り込む。
あたしは一人が良いから、誰も座らないようなところに座る。

前の席には、藍香と郁十。隣には紗綾とA組の留深(るみ)ちゃん。
あたしは車酔いするから、寝ようとしたら、

「おいバカ女、隣、座らせろ。」

中川契登があたしに言ってる。なぜ、命令口調なんだろうか。

「はあ!?他の友達んとこにいけばいいじゃん。なんであたしなの?」

「うぬぼれんな、ばか。お前じゃないの隣じゃない。この席に座りてーだけだ。嫌ならお前がどっか行け。」

理不尽すぎる。あたしが先に座ってたのに。

「なんであたしがよけなきゃいけないの?」

「うるせー女だな。」

「意味わかんない。」

会話にならないやりとりをしてるうちに、座る席がなくなってしまった。
しかも、もう出発するから座れって怒られた。

なんでバスまで、こいつの隣なの??

いつもいつも無意味に絡んできて、
ホントに意味がわかんない!

誰か、助けてー!