「小早川先生、クビになるのかな」 そう言った後に、大粒の涙をこぼした亜沙子。 私は亜沙子を抱きしめることしかできなかった。 何も言えない。 生徒に手を出した? そんな噂、 嘘だよ。 ただ、愛し合っているだけ。 お互いを大事に思っているだけ。 それがいけないことなの? 教師だから? だから、だめなの? 「どうしよう」 「亜沙子のことは私が守るから」 私も亜沙子もユッキーの名前は口に出さなかったけど、きっとユッキーが発信源であることはわかっていた。