「俺はいつでも力になるつもりでいるから。何でも話すんじゃ」 王子がゆっくりと立ち上がった。 私と亜沙子も立ち上がり、元気に返事をした。 「はい!!わかりましたぁ!」 どうなるかわからない。 でも、本当のことが少しわかった。 それだけで、胸の奥につかえていたものが取れた気がした。 ピンクとオレンジを混ぜたような綺麗な夕焼け空を見上げた。 「何とかなるんじゃぁ~!元気出せよ」 大好きな王子の応援があれば、何とかなる!!!! 負けない! 絶対に、円満解決してみせる!!