いきなりのことで、私は何も言えなかった。 プ、プロポーズ?? 「ずっと私のそばにいてください」 「ずっと俺のそばにいてください」 車の中に、甘い匂いが漂う。 王子の甘いキス。 「愛してる」 めったに聞けない言葉に酔いしれる。 「王子、そこだめだよ」 胸元にキスをされて、もう我慢できないくらいに感じちゃう。 「陽菜ぁ~、早く合格してくれ。もう限界じゃ」 「うん。頑張るね」 「おう」