王子は仕事がとても忙しかった。
「勉強、どう?」
テーブルに両肘をついた王子が顔を近付ける。
「頑張ってるけど、なかなか」
「そうか」
「王子、仕事は?」
「陽菜がいるから、忙しくても平気」
穏やかな笑顔の王子に癒される。
と思っていると、ニヤリ顔。
「飲み終わったら、車行くぞ」
その顔を見て、エッチなことを考えてしまう私。
「クリスマスだから、襲ってもいい?」
なんて言う王子だけど、絶対にそんなことしないんだよね。
王子は、受験が終わるまで絶対に手を出さないつもりでいてくれている。
私が無事に合格できたら・・・・・・
ひとつになるんだぁ。

