「新井先生は、陽菜ちゃんのせいでボロボロに傷ついて、海外に逃げたって聞きました」
「それは誤解。どうしても誤解が解けないなら、新井先生に連絡を取ってもいい。それか、俺が先輩に話そうか」
ユッキーはキツい香水の匂いがした。
同じ高校生でも陽菜とは全然違う雰囲気だった。
「そんなことしたら・・・・・・」
「またイジメられる?・・・・・・だよな??」
俺がそう言うと、ユッキーは静かにコクンと頷いた。
「どうすればいいんじゃ・・・・・・」
「どうして責めないの?私のこと」
ユッキーの目から涙がこぼれた。
責められるわけがない。
ユッキーの行動は多くの人を傷付けたけど、ユッキー自身が一番傷付いているんだと知ってしまったから。

