「俺を信じろ。大丈夫だから。絶対に陽菜のことは俺が守る。わかったか?」 力強い言葉に、キュンとしつつ、私は頷いた。 「なんじゃぁ?その顔!!笑顔笑顔!!」 王子にほっぺをつねられて、私はようやく笑顔を取り戻すことができた。 大丈夫!! 大丈夫! 全部、うまくいく。 全部、解決してみせる!! 王子がいる。 亜沙子もいる。 私はひとりじゃない。