ひだまりシュガー2 ~イケメン達との恋と友情~






「全部、話して。ユッキー。誰にも言わないから」



「あんたなんて信じない」





そう言ったユッキーだけど、少しずつ話し始めた。







1時間くらい話した。



ようやく理解できた。


全部、スッキリした。







ユッキーは、中学時代からいじめを受けていた。




同じ中学の友達がいない高校を選び、新しい人生をスタートさせたはずだった。






でも、そこにいじめていた子の仲の良い先輩がいた。



かわいく変身したユッキーなのに、影でいじめを受けていた。





その先輩が、私を恨んでいて。



それで・・・・・・私をボロボロにしろと命令したんだよね。





だから、ユッキーはまず王子に近付いた。






そして、亜沙子に近付いた。





で、山田に近付いた。








ユッキーの意思じゃなかった。




自分を守る為にした行動だった。







それが嬉しくて、私はユッキーをぎゅっと抱きしめた。






ユッキーは、帰る時に



“陽菜ちゃん”と呼んでくれた。




あんた、じゃなく。