ひだまりシュガー2 ~イケメン達との恋と友情~







ユッキーは教室の扉の前でしゃがみこんで、大声で泣き出した。




赤ちゃんのように。



うわーんうわーんと声をあげて泣いた。






泣きたいのは私なのに。




そう思ったけど、あまりにも激しく泣いているユッキーを放っておけなくて、肩を抱いた。







「ユッキー、どうしたの?何があったの?ちゃんと全部話してよ」



「あんたが全部……あんたが悪いんだよ……」



「どういうこと?」



「あんたが、泥棒猫みたいなことするからぁ……だから……」




またユッキーは泣き出した。






泥棒猫?


意味がわからない。





王子は私の彼氏であって、ユッキーには関係ない。




頭の中がぐちゃぐちゃになって、混乱していた。