たった1つの答え


「ふ~ん・・・以外に近けぇじゃん?」


「そ・・・うですね・・・」


私の意識はたぶんもうここには無い・・・

どっかに消えた・・・


「あのさぁ・・・敬語やめろよ?」


_______スッポーン!


あ・・・意識戻ってきた・・・


「あ・・・えっと・・・はい・・・じゃなくて、うん。」


「よし!俺、疾風だから。覚えとけよ?」


・・・なぜに?もう話すことも無いでしょうに・・・

覚える必要なんてないでしょ・・・


私の心の声が聞こえたのか、疾風は


「覚えとけよ?」


と念を押した。


「はい・・・・」


「あ?はいじゃなくて?」


「あ・・・うん。」


「バカ正直www」


そう言って、私の頭を軽くぽんぽんと叩いて教室へ戻っていった。