茶髪にピアスが右に2個。
シャツは上から2つボタンが外れてる。


チャラい・・・・

素直に私はそう思った。


体が大きいもんだから坊主頭とかくだらない想像をしていた私の予想図とは真逆のチャラ男だった。


「怖い・・・」


私は心の声のはずが、声に出していることに気づいた。


「は?俺が?」


「っひぃ!」


なんか怒ってる!?怒ってるよねぇ!

なんでえぇぇぇ!?


「お前・・・俺のこと知らねぇの?」


「え?・・・知らないです・・・」


同い年なのになんで私敬語なんか使ってるんだろう・・・・


「・・・お前・・・何組?」


「え・・・」


背筋が凍りついた。