私は最初『疾風』なんて人知らなかった。


校内では結構有名だったらしいけど・・・



友達のミキが私を連れて、3組の教室に行ったのが始まり。


実花が友達と話している時に私は1人窓の近くで風に当たっていた。


「暇だなぁ・・・」

「俺も~」

「だよねぇ・・・え!?」


私は声のする方へ振り向いた。

背が大きく、振り向くとネクタイの下の方しか見えなかった。


恐る恐る顔をあげて、顔を見てみると私は想像していた顔とだいぶ違うことに驚いた。