「ちちちち違うもん!!」


図星だった私はかなり必死に否定した。


「・・・あっそ・・・」

・・・あれ?怒っちゃった?
なんで??


私なんかしたっけ・・・


急に悲しくなってきた・・・


「疾風・・・」

「なに?」

疾風の冷たい態度がとてつも悲しくなって、涙が浮かんできた。

「もう出よっか・・・」

「食べねぇの?」

「食べる気なくなっちゃった・・・」

「んじゃ・・・出るか・・・」


なんでこうなっちゃったんだろう・・・
私たちはお店を出ようとした。

・・・時に、後ろから腕を引っ張られた。



『叶愛?』