「うぅ・・・」
『まだやれるもん!!』そう言おうとしたけど、これ以上やっても無駄ということがなんとなく分かっていて言えなかった。
悔しがっている私を見て、
「しょうがねぇな・・・」
と呟いて、UFOキャッチャーをやり始めた。
『無理でしょ・・・』そう思っていたのに、疾風は縦、横すべて正確に引っ掛けて見事にストラップを取った。
「うそ・・・」
ありえない・・・
ほぼ完璧だった・・・
「ほら、やるよ」
そう言って、私の目の前にストラップをぶら下げた。
「かわいい・・・」
やっぱりこのストラップ可愛い・・・
「ありがとう!」
私は疾風に(たぶん)満面の笑みでお礼を言った。
「べつに・・・」
そう言うとそっぽを向いてしまった。
「・・・照れてる?」
「は?違げぇし」
「いやいや!んじゃ、こっち見てよ~」
「・・・無理」
やっぱり照れてんじゃん!
なんか可愛い・・・
