モノクロ~光の導く方へ~


知り合いとすら言えないだろう…

あの海で、たった一度会っただけなのだから…

きっとあいつは俺のことなんて、忘れてるんだ。

そう思うと胸がまた痛み出す。

何でこんなに胸が痛くなるんだ…

俺にだってあいつは関係ないはずなのに、こんなに気になるのは何でなんだろう…

こんな痛みも、こんな思いも俺は知らない。

きっと出会い方が衝撃的すぎたからだ…

無理にそう思うようにした。