翼自身気付いていなかった。 海翔を思い出している時、虚ろだった瞳に光が射していたのを、、、 そして、これから自分の運命が変わっていくことを、、、 眠りに入りながら、無意識に呟いた言葉を、、、 翼は気付いていなかった。 「…また、会いたい」 運命の出会いというべき2人の物語が、動き始めた。 翼も海翔も、気付いていない。