「いやっ!!!放して!!」 掴まれた腕を激しく振り払う。 「もう知らないわ、放っておいて」 「行こう」 「へ?」 「江戸時代に、一緒に行こう」 拓登は一度頷いた。あたしもそれにつられて一度頷いた。 空の上からカラスが二羽、鳴いていた。