―――・・・ ドサッ…… 宙に浮いていた体がやっと降ろされる。 と言ってもベットの上なんだけど。 窓の外には夜景が広がる。 広いベットに部屋にはお洒落な家具が並ぶ。 ここはおそらくホテルのスイートルームとかなんだろう。 あれから桐生は一言も喋らないまま…。 気づいたらここに連れてこられたという感じだ。 何か話しかけようにも桐生は厳しい顔のままこちらを見下ろしている。 どうすればいいんだろう…。