お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~


大歓声が起こり会場が拍手に包まれた。


入場してきたのは


桐生と、


「あの人…さっきの…。」


いつの間に移動したんだろうか。


さっきミサトさんと呼ばれていた女の人だった。


「あぁ、来栖はミサトに今日初めて会ったんだっけ?あいつは俺達と同じ年でパーティーでよく会うから友達みたいなもんだよ。」


あたしがミサトさんを必死に見ているのに気がついたのが恭ちゃんが教えてくれる。


「そっかぁ…。」


桐生にはもったいないくらい素敵な人。


あんなにキレイで…優しくて。