でも… 「どうしてあたしが…?」 「ん、荷物持ち。」 サラリと答える桐生。 結局それかいーーーー! 睨みつけようと顔を上げると思い切り抱き寄せられる。 「聞き分けの悪いお姫様だな。体の方にわからせてやろうか?」 「ごめんなさい、行きます!!」 勢いよく答えると「しょうがねえな。」と桐生は腕から離してくれた。 「じゃあ、ドレスは俺が見立ててやるから仕事終わらせて早めに来いよ。」 「は、はい…。」