「来栖萌って何様のつもり?桐生様の付き人だか知らないけど馴れ馴れしすぎない?」 「桐生様と恭史郎様にチヤホヤされて調子乗りすぎ!!」 「ブスのくせにね。」 あはー… あたしの耳にも届く声で悪口を言い続ける彼女達。 さすがにここまでボロカスに言われると心が痛むよー… 「あんたも大変ね。ま、頑張りなさいよ。」 友ちゃんが他人事のように肩をポンと叩く。 「ちょ、友ちゃん!見捨てないでよ。」 「嫌よ、面倒なことには関わりたくないもの。」