「ありがと…って…でかぁ!!」 ついつい叫んでしまった。 だって…仮にもあたしは女の子ですよ? 差し出されたのはポテト… しかもLより大きいキングサイズ。 「お前なら楽勝だろ」 ニヤニヤと笑う桐生に恭ちゃんが呆れた顔を向ける。 「桐生…お前にはデリカシーってものがないのか」 「は、こいつ大食いだし」 「ち、違うから!!!」 恭ちゃんの前でなんてこと言うのよ!!! そのままいつも通りの言い合いになったあたし達を恭ちゃんが苦笑いしながら見つめていた。