『好きなパターンと明るさを選んでね☆』 「はあ?もっとわかりやすく言えよ。」 画面から流れてくる音声に向かって一人で文句を言っている桐生を見て思わず笑いそうになる。 「おい、萌。この機械意味わかんねえんだけど?」 そう言ってタッチペンをあたしに渡してくる。 『残り5秒~』 「えっ。ちょ、ちょっと!!!」 カウントダウンの音声に焦りながら慌てて選択していく。 『では今から撮影を始めるよ~!!』 あっという間に画面は撮影準備へと移行していった。