「でもまさか萌(あんた)と一ノ宮君が付き合うとはね~。」
友ちゃんは机に頬ずえをつきながら物珍しそうに言う。
「あんたの趣味も変ったね。」
「そ、そうだね。」
確かに恭ちゃんから桐生に心変わり…だもんな。
ネックレスのリングを指でくるくると回しながら思う。
そのリングは控え目だけど確かな輝きを放っていた。
「あー!!結局萌もそれ買ったのー!?」
「あ、ミサト~。そうだよ~。」
ミサトの後ろから急にパッと現れるという習性にも慣れてきた今日この頃だったり。
親しくなったってことなのかな?
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