「俺…に…?」
掴まれた腕から伝わる嫌悪感。
「何の話かわからなんて言わないよなあ?」
その悪魔のような微笑みは俺の脳裏を真っ白にして
そして焼きついてしまったかのように離れなくなった。
――――・・・
「ふふっ。」
「何一人で笑ってんのよ。気持ち悪い。」
昼休みの教室。
遊園地デートから数日経ったというのにあたしの頭はお花畑状態。
友ちゃんの毒も気にならないなんて重症かもしれない。
でもカバンのポケットに入っているネックレスを見るとついついニヤけてしまう。
ほんと人って単純なもんだ。
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