「あたしこそ…ごめんなさい。
協力するなんて言ってできなかったもん。」
「それはもういいんだよ。
だってあたし達、友達でしょ?
だから萌は幸せにならなきゃ許さないから。」
「うん…。」
ミサトさんが言った"友達"という言葉は少し気恥ずかしくて
でもすごく幸せな気持ちにしてくれた。
「じゃあ今日から"ミサトさん"じゃなくてミサトって呼んでよ。」
「え?」
「さんづけなんて他人行儀でしょ。あたしは萌ともっと仲良くなりたいって思ってるから。」
ミサトさん…
「うん!…ほんとにありがとう、ミサト。」
ミサトは照れくさそうに笑ってそしてあたし達はもう一度抱き合った―…

