「そんなときにあのパーティーがあってね。 桐生に告白されて最初はどうしていいかわからなかったんだ。 あたしは恭ちゃんが好きなままだったから。」 一度は断りかけた告白。 でも強引な桐生の腕を振り払うことができなくて 最初は嫌々付き合ってたんだと思う。 「それからね…ずっと恭ちゃんが好きなまま桐生の傍にいたの。 それを桐生は知ってるのに、いつも優しくしてくれて。」 不器用すぎる優しさにとまどいながらも 徐々に桐生に惹かれていく自分がいた。