お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~


―――・・・


「来栖…大丈夫か?」


「あは、あははは。」


地面にちゃんと足はついてる。


だけど視界はぐるぐると回る。


ありえない、ありえなすぎる!


なんだあの乗り物は!


新種の凶器なんじゃないの…!?


恭ちゃんに体を支えてもらってなんとか売店の中のベンチに座る。


「俺水買って来るから。」


「ありがとう…。」


恭ちゃんの背中を見送りながら売店の中を見回す。