そう言ってあたしのスカートの中に手を伸ばす。 「…力抜いとけよ。」 …うそ!? ここは車の中で運転手の須々木(スズキ)さんもいるのにっ!! 「あ、あの…っ。」 「なーに、そんな緊張すんな。」 桐生は得意気に微笑む。 そうじゃなくて…! 「須々木さんに…見られちゃいます…っ。」 「お前がおとなしくしてればばれねえよ。」 そんなの無理だよ……! そう思っている間にも大きな手で太ももを撫でられる。