* 「疲れたー!!!」 あれから2時間びっちり勉強したし、少しは賢くなったんじゃないかと思う。 「そうだな。」 桐生も満足気に笑みを浮かべる。 結局あたしが馬鹿すぎて桐生は自分の時間のほとんどをあたしに教えるために使ってしまった。 それでも文句ひとつ言わない。 なんかちょっと申し訳ないけど いいところあるじゃんなんて思ったりもする。 「少し休憩しようぜ。」 桐生は部屋にある大型スクリーンのテレビのスイッチを入れる。