「え?」 「ああ…いやなんでもねえよ。」 桐生が苦笑いする。 …………? 「帰ろうぜ。」 桐生がそう言ったと同時に ベッドにいたはずの体がふわっと宙に浮く。 あたしは桐生に抱き上げられていた。 「ちょっと//離してよ!!」 これじゃあ婚約パーティーの時と同じ………。 慌てて降りようとすると クラッとめまいが襲う。