ベットの白いカーテンが揺れる。


布団から少しだけ顔を出してうすーく目を開けて覗きこむ。


枕元に立ってあたしが寝ているベットを見下ろしているこの男。


間違いなく桐生だ。


「起きてるのか…?」


そう言って顔を覗き込んでくる。


やばいっ!!!


気づかれる。


今はときかく寝たふりっ!!!


あたしは慌てて目を閉じる。


顔は見えないけどじっと見られているのがわかる。


緊張する~~…


どうか気づかれませんように!