「おいおめーら
いい加減に…」
「ああ、わりーわりー」
「そういえばよ!
オレらが昔よく行った
ゲーセンにさ…」
「え、まじで!?
久々にいきてー」
「だって咲哉中学ん時さ…」
「あー!
あったあった!」
なんか…
つまんない。
話、わかんないし。
にしても、やっぱり
前の彼女とか
いっぱいいたんだ。
そんでやっぱり
やらしいことしか
してないんだ。
ふーん…。
そうだ。
ちょっと試してやろう。
こいつの中にだって
黒い部分はあるはずだ。
いつもあたしには
まっすぐな部分しか
見せないけど、
引き出してやる。
人間なんて所詮
どれだけいい人ぶってても、
平気で裏切ったりする
汚い生き物なんだから。

