「まあ!
じゃあ今日は由梨を
お祭りに誘いに?」
「はい!
オレの地元〇〇の辺り
なんすけど、毎年
結構でけー祭やってて」
「あらそうなのー!
ちょっと由梨!
なにそんなとこに
突っ立ってるのよ!
早く準備して来なさい!」
「は?」
「お祭り!
待たせたら
咲哉くんに迷惑でしょ!
あ!そうだ!
浴衣着せてあげる!
ほら早く!」
「ちょっ…あたしは…」
「あっ、咲哉くん、
外は暑いだろうから
あなたも入って入って!」
神田咲哉と二人で
お母さんにグイグイと
家に押し込まれる。
「咲哉くん、
そのへんでゆっくり
していてね。
ほら、由梨は早く
浴衣着るわよ!」
「ちょっと…」
そして半ば、とゆうか
ほぼ無理やり
お母さんに浴衣を
着せられた。
浴衣まで着たら
行くしかないじゃん…。

