「悪い悪い!
てっきり後ろ
着いて来てると思って…
大丈夫か?」
「…大丈夫。
別に助けてなんて
頼んでないし」
「…ふーん。あっそ。
じゃあオレゲームやるから
暇なら帰れば」
なにそれ。
本当に何のために
連れてきたわけ。
言われなくても帰るし。
――咲哉side――
…そりゃ目離したオレが
悪かったけど。
助けてもらっといて
あの態度はなんだよ。
大体あいつが
あんなとこで
ぼんやり突っ立ってるから
狙われんだろが。
全く何見てたんだあ?
「う…
こ、これは……」
はっきりブサキャラと
言えるほどブサイクでもなく
でもなんとなく
ブサイクとゆうか
さえないかんじの
スーパーマンに、
オレは思わず声をもらした。
…あいつ、
結構恐ろしいものが
好きなんだな。

