恋の魔法。










-俊side-












"聞いた!?
咲哉、別れたらしいよ!"

"あーなんか転校生の子と
付き合ってたんだっけ?"

"咲哉にしては
ちょっと長かったよね〜
でも、やっぱ別れたんだ!"

"あたし今日早速
誘ってみよ〜っと!"












朝いつものように
学校にくると、
廊下で他のクラスのアホどもが
ギャーギャー騒いでいた。









てか、まじかよ...

あいつら別れた、って
やっぱ昨日の俺のせい...
だよな?










自分でもなんで
あんなことしちまったのか
わかんねえし....

どんな顔して
教室入りゃいいんだよ。










手を口に当てて
立ち止まっていると、
後ろから声をかけられた。












「俊」

「おう...咲哉」

「別にお前が
わりいんじゃねえから」

「は?いや...」

「ほんと、あの時より前に、
おれ由梨にふられてっから。
だから別に遠慮とかすんなよ。
じゃ」

「ちょ、おい...」